妊娠中のプロポリス摂取
プロポリスは、植物性の物質とミツバチの分泌液が混ざった混合物です。
ミツバチは巣の中にウイルスやバクテリアが入らないように、プロポリスを巣穴の壁などに塗って使います。
プロポリスには、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養が含まれています。
その中でも特徴的な成分が、ポリフェノールの一種であるフラボノイドです。
フラボノイドは強い抗酸化作用があるのですが、プロポリスにはこのフラボノイドが四十種類以上も含まれています。
栄養が豊富なプロポリスを摂ることで、免疫力を上げて体を強くすることができます。
健康を意識するときといえば、病気になったときや妊娠中ですよね。
妊娠中にプロポリスを摂取することはできるのでしょうか?
結論から申し上げると、妊娠中はプロポリスの摂取を避けたほうがよいでしょう。
また、授乳中の方も同じです。
プロポリスは数多くの栄養成分が含まれており、抗菌作用や抗炎症作用など様々な健康効果が確認されている健康食品です。
しかし、まだ栄養面で解明されていない部分が多いので、妊娠中にプロポリスを摂ると赤ちゃんにどのような影響がでるのか分かりません。
また、体質によってはプロポリスに対してアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあります。
プロポリスを飲んでいた方で妊娠が判明した方は、妊娠が判明したタイミングでプロポリスの摂取をやめましょう。
授乳中は母乳からプロポリスの栄養成分が赤ちゃんに行き渡ってしまう危険性があるので、授乳期が終わるまではプロポリスの摂取をやめておくと安心です。
こういう話をすると、プロポリスはリスクが高い健康食品というふうに思ってしまいますよね。
プロポリスは、大人が摂る分には問題ありません。
赤ちゃんや子供は未発達な部分が多く、成長段階なので、様々な影響を受けやすいのです。
ですから、赤ちゃんや子供には普段の食事から栄養を与えるようにしましょう。
ご紹介したように健康効果の高いプロポリスですが、妊娠中・授乳中の方は摂取を避けてください。
また、蜂アレルギーがある方も、プロポリスの摂取を避けてくださいね。